思想

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批評理論を学ぶ人のために

★あらすじ二十世紀から今に至る、西洋と日本における批評理論の主な潮流を紹介する。各理論の開設と同時に、個別の作品を題材に分析している。理論と実践とを合わせて示す。構造主義スイスの言語学者フェルディナン・ド・ソシュールは言葉を記号とみなし、そ...
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問いの立て方

★あらすじ本書はノウハウめいた方法論や読後直ちに使える答えのようなものを書こうとした本ではない。「いい問いの立て方」を考える時、三つの点が思いつく。「いい」と言う言葉の意味は?「良い」のか「善い」のか。「問い」とは何か。調べて答えが分かるも...
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読んでいない本について堂々と語る方法

★あらすじ私は批評しないといけない本は読まないことにしている。読んだら影響を受けてしまうからだ。オスカー・ワイルド著者は大学で文学を教えている。そのため、多くの本についてコメントを求められる。その本を読まずに語る事はタブー視されているが、そ...
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遠野物語―付・遠野物語拾遺

★あらすじ本書は、著者が遠野の知人から聞き取りをしたものをまとめている。その作業は明治四十二年から始まる。著者自身も遠野を訪れ、その土地の様子を直に見てもいる。菊池弥之助という老人は、若い頃に駄賃(行商)をして各地をある行き回った。あるとき...
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「科学にすがるな!」

★あらすじ作者は、友人の死をきっかけに、生や死について考えるようになる。自分が死んだらどうなるのか、その死の恐怖を払拭しようと、科学者に生や死を説いてもらおうと考えた。そして、物理学者の佐藤文隆にその想いを伝えたところ、インタビューを受けて...
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山室軍平

★あらすじ救世軍は十九世紀後半にイギリスで生まれた、キリスト教の一団体だ。創始者のウイリアム・ブースが軍隊様式の組織を作り、伝道と社会福祉を目指したためにこの名前となっている。山室軍平は、この救世軍の“日本支部”に大きく関わった人物だ。明治...
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民主主義とは何か

★あらすじ民主主義とは何だろうか。多数決で全体の意思を決めることか。選挙で選んだ代表が議会で物事を決めることか。でも、それでは少数の意見が無視されてしまうし、選挙後に代表者が好き勝手をするかも知れない。それは民主主義なのだろうか。また、現代...
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快楽としての動物保護

★あらすじ映画「ザ・コーブ」は、日本のイルカ漁を批判・非難する内容で、アカデミー賞まで受賞した作品だ。それ以前にも、「動物の権利」の主張の下、日本食の活け造りなども批判されている。これらは単に、異文化間での認識の違いというだけでは理解できな...
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日本の鬼図鑑

★あらすじ「オニ」の語源は「隠(オヌ)」つまり、目に見えない恐ろしいものと平安時代の文献に記されている。それが鈍って「オニ」となり、中国では資料を表していた漢字「鬼」が当てられるようになった。酒呑童子を初め多くの鬼の伝承がある「大江山」だが...
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ソクラテスの弁明

★あらすじギリシアのポリスの一つアテナイで石工を職業としていたソクラテスは、街頭で人びとと「徳」をめぐって対話を繰り返す日々を送っていた。だが、紀元前399年春に「不敬神」の罪で告発され、裁判の被告となってしまった。アテナイの裁判では、くじ...
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