レビュー 遠野物語―付・遠野物語拾遺 ★あらすじ 本書は、著者が遠野の知人から聞き取りをしたものをまとめている。その作業は明治四十二年から始まる。著者自身も遠野を訪れ、その土地の様子を直に見てもいる。 菊池弥之助という老人は、若い頃に駄賃(行商)をして各地をある行き回った。ある... 2023.11.04 レビュー思想
レビュー ニュートン式 超図解 最強に面白い! ! 素粒子 ★あらすじ 「素粒子」とはそれ以上分解できない、あらゆるものの構成要素のこと。原子は「原子核」と、その周りを回っている「電子」からできていることがわかった。この「電子」こそが素粒子だと考えられている。 では、原子核はと言うと、原子核は「陽子... 2023.10.08 レビュー科学
レビュー われら古細菌の末裔 ★あらすじ 1977年、アメリカのカール・ウッズとジョージ・フォックスが3ページの論文を発表した。そこには、様々な“細菌”のリボゾームRNA(rRNA)を解析し、分子系統解析法によって分類した表が載っていた。その表が示していたのは「メタン菌... 2023.09.22 レビュー科学
レビュー 京都を学ぶ【洛東編】 ★あらすじ 本書は、京都の文化資源を深掘りしていこうというシリーズの五巻目。地域ごとに分けて論じられてあり、鴨川やその東岸、そして山科辺りの“洛東”が本書の範囲。 平安時代の鴨川は、位置としては今と同じ辺りを流れていたが、川筋は広い河原に幾... 2023.08.27 レビュー歴史
レビュー 40℃超えの日本列島でヒトは生きていけるのか ★あらすじ 「40℃超えの日本列島でヒトは生きていけるのか」の問いに対する答えはYesだ。しかし、「体温」に関して良く理解しておくことが重要だ。また、人は暑さを気温“だけ”で判断しがちだが、人の体温に影響する環境因子はそれだけではないことも... 2023.08.07 レビュー科学
レビュー 「科学にすがるな!」 ★あらすじ 作者は、友人の死をきっかけに、生や死について考えるようになる。自分が死んだらどうなるのか、その死の恐怖を払拭しようと、科学者に生や死を説いてもらおうと考えた。そして、物理学者の佐藤文隆にその想いを伝えたところ、インタビューを受け... 2023.07.16 レビュー思想
レビュー 風土記 現代語訳付き ★あらすじ 「続日本紀」に、奈良時代に元明天皇が風土記編纂を命じた(と思われる)記載がある。各国の産物や地名の由来、古老の語る事などの報告を求めている。畿内(大和、山城、摂津、河内、和泉)と七道が対象だったが、現在まで残っているのは出雲国だ... 2023.06.04 レビュー歴史
レビュー 現代語訳吾妻鏡 10 御成敗式目 ★あらすじ 寛喜三年 1231年3/19 飢饉で餓死者が出ているとのこと。北条泰時は伊豆・駿河の両国に出挙米を施すことを命ずる。4/2 河越重員は、廃れてしまった武蔵国惣検校職の職掌である四ヶ条を執行したいと、北条泰時へ願い出る。5/13 ... 2023.05.15 レビュー歴史
レビュー 鳥山石燕 画図百鬼夜行 ★あらすじ 鳥山石燕(とりやま せきえん)はかなり裕福な暮らしを送っていた。そして四十歳を過ぎてから絵に没頭し始め、狩野派の絵師となった。とは言え、描くものは妖怪など。生活のためではなく、自分自身の“趣味”の世界として絵画であり、妖怪画だっ... 2023.04.16 レビュー美術
エッセイ 言葉の海をさまよう ★あらすじ 乃木坂46の鈴木絢音が、辞書製作に関係する人びとと対談をしたものを文字に起こした作品。 「三省堂国語辞典」編纂者との対談では、語釈の面白さを語っている。語釈とは、単語や言葉の意味を説明したり解説したりすること。同じ言葉を説明する... 2023.03.25 エッセイレビュー