レビュー 風土記 現代語訳付き ★あらすじ「続日本紀」に、奈良時代に元明天皇が風土記編纂を命じた(と思われる)記載がある。各国の産物や地名の由来、古老の語る事などの報告を求めている。畿内(大和、山城、摂津、河内、和泉)と七道が対象だったが、現在まで残っているのは出雲国だ... 2023.06.04 レビュー歴史
レビュー 現代語訳吾妻鏡 10 御成敗式目 ★あらすじ寛喜三年 1231年3/19 飢饉で餓死者が出ているとのこと。北条泰時は伊豆・駿河の両国に出挙米を施すことを命ずる。4/2 河越重員は、廃れてしまった武蔵国惣検校職の職掌である四ヶ条を執行したいと、北条泰時へ願い出る。5/13 ... 2023.05.15 レビュー歴史
レビュー 公武政権の競合と協調 ★あらすじ京都という都市から、日本の中世を見ていこうというシリーズの一冊。本書は、鎌倉幕府成立によって“歴史の視点”が東国に集中し、これまでは語られることが少なかった鎌倉時代の京都について論じた一冊になっている。一般に、征夷大将軍となって... 2023.01.29 レビュー歴史
レビュー 現代語訳吾妻鏡 9 執権政治 ★あらすじ承久四年 (貞応元年)1222年2/6 犬追物が行われ、三寅(後の頼経)が楽しんだ。(犬追物の話は初出)5/4 地震があった。5/24 天地災変の御祭が行われる。7/23 大地震が起きた。(その後も、年末まで地震が頻発する。)8... 2022.09.19 レビュー歴史
レビュー 現代語訳吾妻鏡 8 承久の乱 ★あらすじ建保二年 1214年2/4 実朝の病気見舞いに栄西が茶葉と自分が書いた書物を献上する。茶の効能を書いた書物だ。(「喫茶養生記」のこと)4/23 「京都の園城寺(三井寺)が延暦寺衆徒の襲撃を受け、放火され、建物の殆どが消失してしま... 2022.07.10 レビュー歴史
レビュー 現代語訳吾妻鏡 7 頼家と実朝 ★あらすじ正治三年(建仁元年) 1201年2/3 旧平家方の豪族(城長茂)が京都で後鳥羽院の御所を取り囲む事件を起こす。「関東を追討せよ」との宣旨を出すように要求した。だが、失敗して逃亡した。3/4 城長茂らが捕らえられ、斬首・晒し首とな... 2022.05.28 レビュー歴史
レビュー 現代語訳吾妻鏡 6 富士の巻狩 ★あらすじ建久四年 1193年1/5 工藤祐経宅に“怪鳥”が飛び込み、占った後に不吉ゆえ、祈禱を行う。 後に曽我兄弟に祐経が討たれることを暗示させる記事らしい。3/14 文覚上人が播磨国を知行し奉行するよう、頼朝が取り計らう。東大寺修繕が... 2022.04.22 レビュー歴史
レビュー インフォグラフィックスの潮流 ★あらすじ古くから発達した壌方図は「地図」だろう。英語の"map"は地理的な地図だけではなく、図面化・関連付けの意味もあり、人体図や歴史年表もマップの一種と言える。時代が進み、世界で初めての地下鉄が1863年にロンドンで造られると併せて「... 2022.04.12 レビュー歴史
レビュー 現代語訳 吾妻鏡 5 征夷大将軍 ★あらすじ建久元年 1190年2/4 十月に頼朝が上洛するから準備せよ、と御家人たちに触れを出す。昨年までに奥州を平定し、いよいよその政権基盤が固まり、これで後白河法皇を対峙できると考えてのこと。4/19 各国各荘園の地頭からの年貢差し出... 2022.02.21 レビュー歴史
レビュー 人物叢書 北条義時 ★あらすじ北条義時は、父時政の次男として生まれる。姉は北条政子。源頼朝が北条時政らの力を頼りに平氏打倒を目指して挙兵した訳だが、序盤の石橋山の戦いで法条家の嫡男だった兄の宗時が戦死したため、法条家の跡取りとなる。その後は父の時政と共に源頼... 2022.01.03 レビュー歴史