歴史

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ケルトの水脈

★あらすじ ケルトブームが、西欧文明批判を志向した欧州で起きているが、本書では歴史的文脈の中で再度、ケルトとは何かを問うことにある。 現在もフランスのブルターニュ地方では「異教的」な民族的事象が多く見られるが、キリスト教以前の習俗==ケルト...
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東南アジア 多文明世界の発見

★あらすじ 東南アジアは中国とインドとに挟まれた位置にあり、両世界から種々の文化を受け入れ、地域社会を形成していった。自然に恵まれていて、戦火などの特別な状況を除いては、基本的に衣食住に困窮することはなかった。そのため、各地域で多種多様な文...
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現代語訳 吾妻鏡 3 幕府と朝廷

★あらすじ 文治二年(1186)正月小 二十九日 戊申、源義経の所在は依然不明であり、そこで静御前を鎌倉に連れてくるよう、在京の北条時政に命が下る。また、その旨を後白河院に申し上げるべく、藤原経房に伝えた。当時、幕府と朝廷の交渉は、幕府側が...
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斎藤氏四代

★あらすじ これまで、斎藤道三については、 「まむし」と呼ばれ、戦国の下剋上の体現者信長の正室 濃姫 の父若き信長の才能を見抜き、バックアップした人 などとして知られていた。しかし、斎藤道三が生きたころの美濃の情勢については、一般にはほとん...
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現代語訳 吾妻鏡 2 平氏滅亡

★あらすじ 「現代語訳 吾妻鏡 1 頼朝の挙兵 | Bunjin's Book Review」に続く、二巻目。 第一巻(吾妻鏡 第二)は寿永元年(1182)で終わっている。なぜか、一年分、ブランクがある。この時期は木曽義仲が活躍した頃。のち...
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隣人が敵国人になる日

★あらすじ 物語の舞台は、現在のウクライナとポーランドの辺り。東中欧と呼ばれる一帯だ。第一次大戦前はオーストリア=ハンガリー帝国がそこにあり、その皇太子夫妻がサライェヴォでセルビア人テロリストに暗殺された事件がきっかけで第一次大戦へと発展し...
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古代史マップ

★あらすじ 約1万2千年前に氷期が終わり、それまで狩猟生活を送っていた人類は農耕に依って暮らしを立てられるようになる。すると、人々の定住・村や都市の拡大へと続いていき、ついには大河の流域や河口付近で文明と呼べるものが花開いたのだ。 紀元前4...
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現代思想2020年1月臨時増刊号総特集明智光秀

★あらすじ 対談 小和田哲男+柴裕之 明智光秀は私たちに何を教えてくれるのか 三英傑(織田信長、豊臣秀吉、徳川家康)を中心に話が作られていたのは大河ドラマだけではなく、歴史研究についても同じ。明智光秀のような"脇役"、"周囲の人々"にも目を...
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平清盛の闘い

★あらすじ 「悪人清盛」のイメージが「平家物語」によって出来上がってしまったが、古代天皇制や仏教勢力と闘い、日宋貿易を積極的に推進した開明性が新たな清盛像を作り上げていた。吉川英治の「新平家物語」は、そんな領主制論的な清盛像に基づいている。...
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新編 鳥島漂着物語

★あらすじ 鳥島は、東京の都心からはるか南、八丈島と小笠原諸島の間にある絶海の孤島だ。無数のアホウドリが生息する無人島で、明治期に開拓・植民が試みられたが、火山の噴火で住民全員が死亡。以降、その試みは途絶えている。そんな鳥島は、古くから難破...
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